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40歳主婦がゼロから司法試験に合格する方法 ~子育てが落ち着いて社会に復帰したいあなたへ~

社会人受験生の悩み

40歳という年齢は、多くの女性にとって、子育てのピークが落ち着き、自分自身のキャリアや趣味に再び時間を割けるようになる時期です。

しかし、長いブランクを経て再び職場に戻ることは、多くの不安や疑問を抱えるものです。また、若い年齢で妊娠・出産を優先した結果、例えば良い大学を卒業していて優秀でポテンシャルがあったのに、進みたいキャリアを諦めた方も実は多くいらっしゃいます。

そういった主婦の方で、人生を通して「仕事」に対してもっと取り組みたかったという悔いがある方が、予備試験経由で司法試験を目指すケースがあります。

子育てが一段落した後、再びキャリアを築くための選択肢は多岐にわたります。中でも、司法試験は、社会的な信頼性が高く、専門性のあるキャリアを築くことができるため、魅力的な選択肢です。

40歳主婦としての司法試験挑戦の現状

とはいえ、現実的には厳しさも多くあります。

学び直しの難しさ
・長いブランクを経ての学習再開に戸惑う
・暗記ってどうやってたっけ?から始まる

体力的な制約
・若い頃と比べて体力が落ちている
・家事・育児をして、疲れた後に勉強を開始することがどれだけ大変か

家庭との両立の難しさ
・家庭の事情や子育てとの両立は、相当計画立てて頑張る必要
・そして計画立てたところでどうせイレギュラーが発生しまくって計画通りには進まない

困難も多いですが、家庭・子育てに真剣に向き合ってきたからこそ、今まで疎かになってしまっていた “キャリア” に思うところがある女性も多く、覚悟を決めてチャレンジされる方々がいらっしゃいます。

41歳主婦
41歳主婦

子どもたちが独立して、自分の時間が増えたことをきっかけに、かつての夢であった司法試験に挑戦することを決意しました。オンライン講座やアプリを活用して、効率的に学習を進めています。

下記は、予備試験の受験者データです。学生がほとんどを占めているのかと思いきや、案外40代の受験生も、20%弱います。

年齢別H30R1R2R3R4
19歳以下76107100151125
20~24歳36313791357339524320
25~29歳12971372120012741422
30~34歳1014107996210631177
35~39歳988103690810571131
40~44歳98010068999411037
45~49歳959992810898991
50~54歳761817769844946
55~59歳615692616638766
60~64歳382434388440540
65~69歳270281211256288
70~74歳110120129150188
75~79歳3631303150
80歳以上1722132223
合計1113611780106081171713004
予備試験受験者数の推移(平成30年度~令和4年度の法務省公表データより作成)

※引用元
法務省 平成30年司法試験予備試験
法務省 令和元年司法試験予備試験
法務省 令和2年司法試験予備試験
法務省 令和3年司法試験予備試験
法務省 令和4年司法試験予備試験

社会人の合格率など詳しいデータは別の記事にまとめています。

子どもが大学受験勉強をしている時に一緒に司法試験の勉強をする

あとは、子どもの高校受験や大学受験に合わせて、自分も予備試験・司法試験の受験勉強をするというパターンが結構多いです。

お子さんが22歳大学卒業したあたりで、自分も同時に働きに出られるように、お子さんが10代後半の頃に資格を取ろうという計算ですね。

ちょうどその時期はお子さんが受験タイミングで勉強しているので、一緒に自分も勉強しようという作戦です。

43歳主婦
43歳主婦

離婚を経て、新たなキャリアを築きたいと考えていました。子どもが大学受験勉強を始めるタイミングで、私も何かやりたいと思い、予備試験経由の司法試験に挑戦することを決めました。

 

予備校のオンライン講座を受講して家事と両立しつつ学習しています。子どもたちの協力もあり、学習を進めることができています。

子育てが落ち着いた後、新たなキャリアとして弁護士を選ぶ理由は多岐にわたります。弁護士としてのキャリアは、専門的な知識を活かして社会に貢献することができるため魅力的です。また、独立して自分の事務所を持つことも可能であり、柔軟な働き方を選ぶことができます。定年もありません。

子育て経験を持つ弁護士は、特に家族に関する問題を持つクライアントからの信頼を得やすく、その経験を活かして多くの人々をサポートすることができます。

険しい道になることは確定ですが、合格できれば魅力的な未来が手に入ります。積み重ねられなかったキャリアは、今からでも弁護士になることができれば取り戻せます。