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知恵袋で見る、社会人の予備試験への不安Q&A

社会人受験生の悩み

社会人としてのキャリアを積みながら、新たな挑戦として予備試験を受験している方々もしくはこれから挑戦をしようと考えている方々の悩みは尽きないものです。仕事との両立、家庭とのバランス、効率的な学習方法、試験対策、そして合格後のキャリアパスなど、多岐にわたるテーマでの質問が知恵袋に寄せられていました。

この記事では、社会人受験生が知恵袋で共有した疑問や悩みをまとめて掲載させていただき、回答してみました。予備試験受験を考える現役の社会人や、これからその道を歩もうとする人々にとって、先輩たちの悩みは参考になる場合も多いかと思います。

編集長が本音ベースで回答しているので、キツくて読みづらい(※精神的に)かもしれません。あらかじめご了承くださいませ。

働きながらの学習に関するQ&A

独学で予備試験合格したい

社会人
社会人

働きながら独学で予備試験合格できるでしょうか?

公務員試験の経験者なのでアドバンテージになると思っています。

社会人で働きながら、司法試験の予備試験を独学で突破できるでしょうか? 残業もほとんどなく、休日もきちんとあるので勉強時間の確保は問題ないと思います。

私ごとですが、大学3回生の頃から1年ちょっと公務員試験の勉強をしていたので、計画を立てて勉強することはできると思っていて、その時に憲法・民法・行政法を(もちろん予備試験で求められるレベルには及ばないが)学習したので、若干のアドバンテージになるのではと考えています。

仕事と勉強の両立は難しいことは重々承知です。予備試験を受けられた方の話を伺いたいです。 よろしくお願いいたします。

YAHOO知恵袋 ID非公開さんの質問(2022/1/1)

働きながらの予備試験合格は予備校を使ってすら厳しい戦いになります。それを独学でやるのは自らをウルトラハードモードに追い込む行為です。絶対に止めておいた方がいいです。

「計画を立てて勉強することはできる」とありますが、あなたが鉄緑会や自称ではない進学校にも入らず、市販のテキストを自分の判断で買ってくるなどして、完全独学で東大理系に合格できた経験があるならば、行けると思います。予備試験の初学者なのに独学で合格できるのは、そのレベルの人です。確かに可能性はゼロではありませんが、自分がその稀有な高知能の持ち主なのか一考してみると、大切な人生の時間を無駄にせずに済むかと思います。

難易度の面ですが「公務員試験の法律科目を勉強してみた」くらいでは、ほぼアドバンテージにはならないです。公務員試験を馬鹿にしているわけではありません。公務員は法律のプロではなく、行政のプロなので、求められる法律レベルが異なります。司法試験に最終合格するという観点で考えれば、道のりは遠いです。

勉強時間の確保が問題ないということで、これはよい環境をお持ちだと思います。予備試験受験にあたっては大きな武器となります。その時間資源をなるべく合格へ結びつけるため、無駄にしないために、多少の課金をしてでも、予備校をぜひ検討してください。ご健闘をお祈りします。

勉強時間は捻出できないが予備試験合格したい

29歳社会人
29歳社会人

働きながら3年で予備試験合格できますか?

出張や残業が多く、捻出できる勉強時間は1日2時間です。

現在29歳の社会人ですが、3年での合格を目標に弁護士を目指して勉強したいと思っています。
予備試験に合格すればロースクールに行かなくても新司法試験受験資格を得られるとのことなので、そのルートで目指したいと考えています。

大学は法学部ではありませんでしたが、当時から弁護士という仕事に興味があり、ロースクールを目指して少し資格の学校に通っていました。もうかなり前なので、ほぼ1からのスタートですが、3年で合格を目指すというのは社会人にとっては厳しいでしょうか?

現在の仕事は出張が多く、帰宅時間もかなり遅くなる時期も多々あります。
年間で平均すると勉強に充てることのできる時間は、1日あたり2時間くらいです。

現在、憲法の本から読み始めたばかりです。
予備試験受けて新司法試験というのは現実的ではないでしょうか?
また、働きながら資格の勉強をする上でアドバイスなどありましたら教えて下さい。
よろしくお願い致します。

YAHOO知恵袋 ID非公開さんの質問(2012/11/5)

既に社会人で実務経験をある程度積んでいる方であれば、人生的な面で考えると、仕事を辞めずに働きながら予備試験経由の司法試験合格を目指して勉強し、受からなければそのまま現職を続けていく、という形が、ロー経由よりも現実的な選択かと思います。

大学生であれば、ロースクールに入って受験資格を得るのも選択肢に入りますが、働きながらローに通って卒業するのはさすがに時間的に無理です(日中の授業に出席できないと単位が取れず卒業できないから)。ロー経由にするには仕事を辞める必要があります。それは人生トータルで良い選択だと思いません。ご検討されている通り、予備試験経由で働きながら挑戦されるのがよいかと思います。

学生時代にローを目指して少し予備校に通っていたからアドバンテージになるのでは?とのことですが、民法94条2項「第三者」の定義を言ってください。刑法の実行行為の定義を言ってください。真面目な法学部1年生であれば答えられます。あなたのレベルは、おそらくそれ以下です。初学者だと認識したほうが良いです。

煽っているわけではなく、現状を正しく認識しなければゴールまでに必要なものが分かりません。分からなければ、ゴールまで辿り着くことができません。

初学者が3年間で合格するためには、1日平均2時間ぽっきりでは全く足りません。もっとどうにかこうにか努力してあなただけ1日が実は30時間あるのではないかという勢いで勉強時間をどこからともなく絞り出してください。どんなに忙しくても時間を作り出す覚悟を持ってください。

覚悟を持って取り組んで、戦略を考えて計画を立てた上で、精一杯手を伸ばして伸ばして、それでも届くかどうか分からない、予備試験とはそういう試験です。しかし、少ないですが毎年必ず社会人の合格者は出ています。突破する方は必ずいます。頑張ってください。

アルバイトをしながら予備試験合格したい

フリーター
フリーター

アルバイトをしながらの予備試験受験は現実的でしょうか?

バイトしながら司法予備試験は取れますか?
伊藤塾に入る予定です

YAHOO知恵袋 ID非公開さんの質問(2021/3/1)

「現在大学生でバイトもしながら予備試験を受験する」というパターンのご質問の気がしますが、本サイトは学生さんというより社会人向けのサイトなので、「大学卒業後バイトをしながら司法浪人の形で予備試験を目指す」と仮定して回答をします。

いるかいないかで言うと、バイトしながらフリーターで予備試験を受験して受かった人はいます。が、その方は超優秀でした。地頭が良く正しい方向に努力できる人であれば、フリーターでバイトをしながら合格できるでしょうし、要領の悪い方はそうではないでしょう。人によります。

自分の現時点の能力と、合格レベルとの差分を把握し、その差分を埋める作業が受験勉強です。どのくらい差分があるかは、当然人によります。

差分が大きなタイプの方はバイトをやっている場合ではないかもしれませんし、そもそも挑戦しても可能性が低いかもしれないのでリスクヘッジとしてフリーターではなく一度正社員で就職して、会社員としてキャリアを積みつつ予備試験にチャレンジした方が、人生トータルで見た時には良い選択になるかもしれません。

試験対策に関するQ&A

既に勉強を始めているが中々思うように進まない

社会人
社会人

効率的な学習プランを立てたい…

可処分時間がないので勉強時間が取れないから進まない。

司法試験予備試験を受験したい社会人です。インターネット予備校で去年から勉強を始めました。

試験科目で聞き終えたのは憲法のみで、遅々として進まず、可処分時間も通勤に毎日往復3時間かかり、残業含め拘束時間が長く、朝8時頃出勤して、帰宅は夜10時頃になります。択一だけでも合格レベルまで行きたいのですが、勉強のプランニングが上手くできません。どうしたらよいでしょうか?講義➡︎一問一答過去問➡︎過去問でやろうとしていますが、中々進みません。

社内ではアタマ大丈夫?と言われそうなので秘密にしており、参考書は開けません。通勤電車は吊り革につかまりながら重い過去問題集を開けないので、通信講座の講義を聴いています

社会人受験生の体験談は皆さん私より地頭も良く、可処分時間もある方々ばかりなのであまり参考になりません。どのように学習プランニングすれば少ない可処分時間でも効果的にできるでしょうか?

YAHOO知恵袋 ID非公開さんの質問(2023/2/6)

「試験科目で聞き終えたのは憲法のみ」とありますが、去年のいつからどれくらいの期間で聞き終えたのでしょうか?毎日時間を取っているけど理解が難しくて余分に時間がかかってしまい思うように進まないのか、そもそも必要な時間が取れなくて進んでいないのか等、「少ない可処分時間で効率的に…」とショートカットしようとせずに、まずは自分の現状を正しく把握して欲しいです。

時間を有効活用して効率的に学習を進める方法を考えることはもちろん大事ですが、今一度冷静に考えてみてください。合格に近づく為の方法として「たくさん勉強する」は、いつも正解です。大学受験、第一志望の難関校に合格した人は、数年にわたって何時間も地道に勉強時間を積み重ねた人ばかりだったはずです(天才は除く)。

そして時間の効率的な使い方は、たくさんの時間を使って勉強する中で研ぎ澄まされていくものです。最初から効率的には出来ません。多くの無駄を積み上げる中で試行錯誤を諦めず繰り返すことで、効率を手に入れられます。

あなたの課題は「勉強のプランニングが上手くできない」ではないとお見受けします。「勉強時間を死ぬ気で捻出して勉強量を確保する気概がない」というマインド面が現状の課題かと考えます。少しも無駄にしたくない、自分は何も犠牲にしたくないでは、得られるものも得られません。

  • 通勤に毎日往復3時間かかる
  • 残業含め拘束時間が長い
  • 朝8時頃出勤して、帰宅は夜10時頃
  • 社内ではアタマ大丈夫?と言われそうなので秘密にしており、参考書は開けません
  • 通勤電車は吊り革につかまりながら重い過去問題集を開けない

全て「僕は勉強時間が取れない」ことの言い訳です。これでもかと勉強時間を作れない理由を並べ立てる前に、何か改善できないか本当に無理なのか考えてみて欲しいです。

8時出社で22時に帰宅できるのであれば、ぶっちゃけそこまで激務という程ではないかな…と思ってしまうのですが、時代に合わないのでそこには触れません。

出社前もしくは帰宅後に3時間勉強して、通勤時間往復3時間も勉強にあて、お昼休み30分でご飯を食べて30分は勉強にあてれば、平日は1日6時間半の勉強時間を取れます。それが厳しいのであれば、もっと緩い職場を探して転職するしかありません。

会社で参考書を開けないという謎のプライドを捨て、少しの時間でも活用して頭に叩き込んでいきましょう。もし本当に会社の人間のレベルが低く、同僚や上司にウザいイジられ方をしてあなたの精神的リソースが枯れてしまうのであれば、その日に読みたい箇所を写真に撮ったり、スキャンしたり何でもいいですが、データをスマホに入れて、だらだらスマホをいじってる風な感じを装って勉強してください。

過去問題集が重くて大変なら、ちぎってください。どうせ1日で解ける問題量などたかが知れてるのですから、その日の通勤時間中に学習するページのみ破って、その数枚だけ持って出社してください。ポケット六法も科目ごとにちぎって、今学習している科目の分だけ持ち歩いてください。そうしたら、重さは150グラムくらいじゃないですか?

おそらくですが、法学部出身でもないですよね?問題集や六法をちぎれ、と突飛なことを言っているように思ったかもしれませんが、法学部の学生はテキスト本や特に六法を、背表紙にカッターを入れて分解しがちです。授業に持って行くのに、重すぎてだるいからです。法学部あるあるです。

法学のマジの初心者であれば、もっと時間使って徹底的に学習しないと他の受験生のレベルに追いつけません。中途半端にやってしまうと、結局受からなくて人生の大事な数年間を無駄にすることになってしまいます。頑張ってください。

基本書の通読はしなくてもよいか

社会人
社会人

予備校の講義とテキストをマスターすれば、基本書の通読はしなくても大丈夫ですか?

社会人で、予備試験→司法試験ルートを目指している者です。4月から辰巳に通う予定です。 (慶應法学部を卒業し、国家総合職(法律)に合格しました。しかし、2年経ち民法についてはほぼ全て忘れてしまいました。)

【御質問】
予備校の講義を受けることは、基本書をよむことに代替しますでしょうか。
基本書読解のための時間をあまり作れないため、 予備校のテキストと講義を100%消化することを目標にしています。

YAHOO知恵袋 ID非公開さんの質問(2021/1/24)

代替します。代替というか、基本書の通読をしなくて良いように予備校の基礎講座等のテキストは作成されています。

「予備校のテキストと講義を100%消化することを目標に」非常に良いと思います。さすが慶應法学部卒ですね。受験の肝を既に分かっておられるとお見受けします。

ただ、基本書ではなくて、論文試験の対策をする中で補完的に、予備校テキスト以外の市販教材を用いることは場合によってはあるかもしれません。

例えば憲法だったら、「憲法上の権利の作法」や「憲法ガール」等の書籍です。予備校テキスト以外で目を通すことがあるとすればそういった本であり、芦部や四人組などなどは、”試験に合格する”という目的においては、申し訳ないですが不要な本だと考えます(※法学をするにあたっては大変な名著です。意図は伝わっているかとは思いますが、念のため付言しておきます)。

長くなってしまいましたが、今のスタンスでそのまま継続すれば問題ないかと考えます。「予備校のテキストと講義を100%消化することを目標に」進めるのが基本方針で、もし答練や実際に論文を書いてみた時に考え方でつまづく場面が出てきたりして予備校テキストだけでは足りないなと思う部分が出てきたら、そこで初めて補完的に多少の市販教材を活用することもあるかもしれない、くらいの認識でよいと思います。頑張ってください。

国家公務員試験に受かる実力があれば予備試験の短答は受かる?

社会人
社会人

国家公務員試験の法律科目で8割得点できるし、予備試験短答も受かるかな…?

現在社会人で司法試験予備への挑戦を考えています。
約4年前の大学在学時代、国家公務員試験を受けました。当時の点数としては法律科目(憲法、民法、行政法)が8割ほどでした。
どれくらい忘れているか確認したかったので、当時の問題集をざっと解いたところ7〜8割ほどは取れました。
残りについても解説を読むとすぐ思い出せる感じでした。

さて、予備試験の難しさについては重々承知しているつもりです。
私は現在社会人で、仕事は10:00〜19:00で残業はほとんどありません。今後リモートへの移行も検討中ですのである程度の時間は確保できます。
以上を踏まえて前述の法律科目についての理解度で働きながらの予備試験に挑戦するのは無謀でしょうか。

また公務員試験の法律科目と予備試験の短答では問題の難易度はどれほど乖離しているものでしょうか?

書店で司法試験の短答過去問をザッと見はしたのですが、実際に全て解いたわけではないので、ご経験のある方のご意見を伺いたいです。

上記2点について、お願いします。

YAHOO知恵袋 ID非公開さんの質問(2023/3/12)

4年も経過してるのに今解いても7~8割の正答率なので、記憶力が高くて地頭の良い方なのかと思います。さらに、残業ほぼ無しで勉強時間が確保できる環境をお持ちなので、やってみても良いのではないでしょうか。

問題自体はあんまり変わらないのですが、法律科目で比較すると予備の方が科目数が多く必要な知識量が増えます。試験当日に、頭の中に保持しておかなければならない知識量が爆増するので、それをどう調整するかが大変な面です。

民訴や刑訴、会社法商法は、短答プロパーな手続系のこれ覚えなくてもいいだろみたいな細かい知識も必要になってしまうので、そのあたりが記憶得意な人なら公務員試験と同じノリでスッと合格してしまうだろうし、苦手な人は相当苦戦します。民法を勉強している間に刑訴は全部忘れ、刑訴を勉強している間に民法を全部忘れ、憲法を勉強してる間に会社法と刑法を忘れます。

あなたの場合、3科目だけではありますが、4年経っても問題が解けてるということで、記憶が得意な方なのかもしれません。であれば、さっさと短答クリアしてしまって論文の勉強をガチれば、受かっちゃうかもしれません。頑張ってください。

キャリアや就職に関するQ&A

高齢合格しても就職先がないのではないか

40代社会人
40代社会人

40代で予備試験に受かったとしても、就職できないのではないか…?

40代社会人で司法試験予備試験ルートで合格されて、
就職もされた方、いらっしゃいますか??

YAHOO知恵袋 ID非公開さんの質問(2016/3/9)

これまでの社会人経験を活かした転職活動をすればよいです。一念発起して40~50代で司法試験に合格し、弁護士として就職された方、たくさんいます。

界隈をあまり知らない世間の自称常識人からは、そんな年齢にもなって挑戦するなんて馬鹿じゃないの?とか身の程を知れと言われたり笑われたりとかするかもしれませんが、実際のところ、40代で受かって事務所に入られる方は全然普通にいるし、何ならすっごく優秀です(例えば元医者で弁護士になった方など。そんなキャリア現実離れしているように感じる人もいるかもしれませんが、実際本当にいらっしゃいます。あと開発技術職だったけど、途中で弁護士になった方とか。)「中年だから…」「もうおじさんだから…」と自信を無くす必要はないです。

ただ、大学もしくは大学院卒業後も就職することなく司法浪人を続けて40代で合格されたという場合は、すみませんがよくわかりません(身の回りにいないもので…)

モチベーションやメンタル面に関するQ&A

非常識で無謀な挑戦…勉強できるか不安

20代社会人
20代社会人

専門卒だけど弁護士になりたい。

非常識だと言われても…無謀だと言われても…

働きながら予備試験を目指してみたい。

正社員で働きながら司法予備試験を受験するのは無謀ですか?
常識的に考えてどう思われますか?

タイトルの通りです。
20代、専門卒、実家暮らしです。
今年に入り前の職場を退職しました。無職期間中に勉強を始め、来月から営業での就職が決まりました。
月の残業は10時間程度と聞いています。気持ち多めに計算すると、仕事で10時間の拘束、通勤に往復2時間、睡眠に7時間、その他2時間です。一日に3時間しか勉強できません。
土日に10時間ずつ勉強して月に150時間、年間で1800時間の計算なので正攻法でも合格まで5年以上掛かることになります。

個人的には30代のうちに弁護士になれるなら元を取れると思っているのですが、合格の保証は無いし、気付いたら40代になっていそうな気もして怖いです。結婚や交際などを考えるとなおさらです。正社員で勤めながら弁護士になることへのハードルの高さも重々承知していますし、これから働く環境も勉強に適しているわけでも特にないと思います。

毎日に翻弄されながら勉強できるか今から不安です。弁護士になりたいという気持ちありきで次の職場を選んだので、終の住処にするには多少不満もあります。

試験も受けずに何言ってんだって話ですが、人生の先輩方、同年代の方、これからの行き方に悩む私に何かアドバイスをお願いします。

YAHOO知恵袋 ID非公開さんの質問(2022/8/7)

専門卒なので、受験慣れをしていなさそうなのが不安なところです。専門卒、高卒で受かっている人もいるので、学歴がないから無謀という話ではありません。ただ、受験というものに今まで根詰めて取り組んだご経験が無い場合、いざやってみたら、引くほど向いてないとわかる場合もあります。

例えば大学受験で、東大を目指して真剣に2~3年受験勉強をし続けた等の経験がある人は、自分が受験にどれだけ適性があるか分かっているかと思います。どれだけ時間を費やして勉強しても、勉強の方向性を間違えたら結果が出ないことや、やってもやっても成果が付いてこない苦しみも手に取るようにわかります。その上で、そういった心構えを既に持った上で予備試験や司法試験に取り組み始めているのが、予備試験のライバルたちです。

「自分の学習の方向性が間違っていないか不安」「あの人は違う参考書で勉強しているらしい、自分はこのままこのテキストを勉強していていいのか不安」「対策が間に合うか不安」こういった不安は受験生がよく抱えているものです。よくわかります。

しかし、「勉強できるか不安」という種類の不安は、ライバルたちよりもだいぶ手前で止まっているなという印象です。「受験」というものがそもそも何なのかあまり分かっていないような感じを受けました。

マイルストーンを設けるとよいかと思います。司法試験に向いていない可能性も十分にあるので、細かく目標を設定して、その時点でクリアできなければ勉強を辞めて別のより有意義なことに人生の時間を使う、と決めておくとよいかもしれません。

例えば「勉強を開始してから2年以内に予備試験の短答式に受からなければ辞める」と決めるのはどうでしょう。大目標としては5年以内最終合格で良いと思いますが、もう少し細かく分解して、何年目にどのレベルに到達していなければならないのか、そのためには何月にはどのくらい消化しておかないといけないか、ってことは1週間ではどのくらい消化しておけばよいのか。5年、とすると先が見えなさ過ぎて不安も増大しますが、1ヶ月・1週間と把握ができる直近の範囲までやるべきことを明確にすると、少しはメンタルも緩和されるかもしれません。

あと、勉強が間に合わなくても試験は必ず申し込んで、受験してきてください。たとえ勉強1年目で明らか間に合ってなくても、その時点でできる最大限をすべてやりつくして、受かるつもりで受験してきてください。「今年はいいや」は、来年になっても再来年になっても「今年はいいや」のままです。

応援しています。