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弁護士となった先輩たちの声 合格後の生活とキャリアの展望

受験経験者の声と合格体験記

予備試験・司法試験に合格し喜んだのもつかの間、修習生活が終わればいよいよ社会に出て、弁護士人生がスタートします。

司法試験最終合格後はどんな生活が待っているのか、読者の皆様にキャリアのイメージを持っていただけるように、まとめていきます。

弁護士としての日常

――まず、3年目弁護士としての一日のスケジュールや業務内容について教えていただけますか?

だいたい朝9時頃に事務所に到着し、メールチェックと当日スケジュールの確認を行います。依頼者との打ち合わせをしたり、たてあけ案件で実際に現場を見に行ったりと外に出かけることも多いです。外出や打ち合わせの合間を縫って、裁判所に提出する書面作成を済ませます。

 

まあ、これがだいたいさくっと済まないので夜までやったり、提出期限ぎりぎりに追い込まれて作成する羽目になることもしばしばあったりします。夜は会食でお客さんと接待で飲みに行ったり、事務所の同期や先輩と飲みに行くことが非常に多いです。

 

飲んだ後に事務所に戻ってきて、残りの書面作成をすることも頻繁にあります。基本的に常に忙しいです。

――た、大変じゃないですか…激務ですね

一般的に「激務」とは言われますが、いわゆる有名で大きな5つの事務所に所属している弁護士たちがもっと激しい働き方をしているのを知っているので…、自分はまだそこまで激務ではないのかなと思っていましたが、ちょっと麻痺しているかもしれませんね。

 

あと、独立して数年経ち、落ち着いた弁護士で、そこまでハードに働いていない人もいます(独立して、引き続きハードに働きまくっている方もいます)。入所した若手の弁護士に仕事を任せて、自分は営業で案件獲得だけしている人もいます。色んな働き方がありますね。

――楽しさを感じるのはどんな時ですか?弁護士生活の良い点と悪い点を教えてください

まず良い点。やはり依頼者の問題解決ができるところに大きなやりがいを感じます。困っていた方を、自分が仕事をすることで助けることが出来た快感は何物にも代えがたいです。

 

仕事自体も、少なくとも自分が生きている間になくなることはないだろうと思っていますし、このまま一生弁護士を続けていきたいと思っています。

 

様々な本当にありとあらゆる案件があるので、常に新しい業界や知識と出会えるのが刺激で、飽きることがないのも良い所だと思います。

悪い点。一つ目は、多忙すぎるところですかね。上述しましたが、なかなかゆっくりとした生き方は、独立して自分の帝国を築かない限りは無理だと考えます。ただ、これは分かっていて飛び込んでいるので、私の場合はそこまで苦ではありません。
 
二つ目は、話の通じにくい人にも関わらないといけないため、精神力が吸い取られることがしばしばあるという点です。争いになっている当事者たちの間に入ってやり取りをするので、話がかみ合わないストレスは度々感じます。ただ、これも含めて弁護士が解決すべき仕事なので、私も精進が足りませんね。

継続的な学びと成長が求められる

弁護士としてのキャリアを長く続けるためには、継続的な学びと成長の姿勢が欠かせません。

日々の業務の中での経験や、外部の研修などの機会を最大限に活用し、常に自分自身をアップデートしていくことが大切です。

司法試験に合格して修習が終わったら、そこがスタートです。長い道のりが続きますが、法律家は人生をかけて取り組むに値する、魅力的な職業です。