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社会人の予備試験受験の実情 ~本音の体験記~

受験経験者の声と合格体験記

予備試験は、高難易度で厳しい競争を伴う試験として知られています。一般的には、学生時代に専念して取り組むイメージが強いかもしれません。しかし、実際には多くの社会人が、仕事や家庭の責任を背負いながら、この試験に挑戦しています。

彼らの受験は、時間や環境の制約がある中での戦いであり、その背後には数え切れないほどの努力や工夫、そして葛藤が存在しています。

この記事では、そんな社会人受験生のリアルな声を中心に、予備試験の実情を深く探ります。一般的なイメージとは異なる、社会人としての独自の視点や経験を通じた、予備試験への取り組み方をご紹介します。本音の体験記を共有することで、これからの受験生や社会人としてのキャリアを考える方々に、参考となる情報の提供と励みになればと思っています。

社会人としての挑戦の背景

社会人の予備試験受験の動機

社会人として予備試験に挑戦する動機は人それぞれです。一部、学生時代に本当は法律に関心を持ちながらも、異なるキャリアパスを選択した結果、後からその夢を追いかけることを決意する人もいます。

また、現在の職場での経験や出会いが、法律の道への関心を高めるきっかけとなることもあります。さらに、社会人としての経験や知識を活かして、より高い専門性を持つ職種に挑戦したいという思いから、予備試験を目指す人も少なくありません。

職場や家庭との両立の課題

社会人受験生が直面する最大の課題の一つが、職場や家庭との両立です。フルタイムの仕事を持つ中で、試験勉強の時間を確保することは容易ではありません。夜遅くまでの残業や出張、そして家庭の責任や子育てなど、様々な要因が学習時間を圧迫します。このような状況下で、効率的な学習方法を見つけ出し、限られた時間を最大限に活用することが求められます。

また、家族やパートナーとのサポート体制の構築も重要です。受験勉強のための時間や環境を確保するためには、家族の理解や協力が不可欠です。多くの社会人受験生が、家族とのコミュニケーションやサポート体制の構築に努めています。

社会人予備試験受験生のリアルなブログはこちらにまとめています。

学習のリアル

実際の学習スケジュール

平日休日
早朝1~2時間
仕事帰り2~3時間
4~5時間
社会人の学習時間

社会人受験生の学習スケジュールは、その人の生活スタイルや仕事の状況に大きく左右されます。多くの受験生は、仕事の前後や休日を中心に学習時間を確保しています。例えば、早朝に1〜2時間、仕事帰りに2〜3時間、そして休日には4〜5時間の学習を設定するというスケジュールが一般的です。また、出張や長時間の移動時には、音声教材や電子書籍を活用して学習する受験生も多いです。

学習方法の工夫と時間管理術

社会人としての制約を考慮しながら、効率的な学習方法を模索することが必要です。多くの受験生は、短時間でも集中して取り組むことを重視し、タイムボックス法(*1)やポモドーロテクニック(*2)などの時間管理法を取り入れている人もいます。また、過去問題を中心に実践的な学習を行い、短期間での成果を目指すアプローチも効率的な合格に必要です。

時間管理術は様々あり、情報過多な面もありますが、いずれにしても自分に合った方法を見つけることが最重要です。有名な管理方法だったとしても自分に合わなければ固執せずに潔く辞めて、別のやり方を試して欲しいです。試行錯誤が大切です。

(*1) タイムボックス法:ひとつの作業を終わるまで続けるのではなく、前もって作業に掛ける時間を決めておく方法。時間が来たら終わってなくても次の作業へ進む。制限時間を設けることで完璧主義や余計なこだわりを排除しやるべきことのみに集中できる。

(*2) ポモドーロテクニック:「25分集中+5分休憩」を1ポモドーロとして、4ポモドーロ行ったら長めの休憩(15分~30分)を挟むやり方。最も生産性が高まると言われている。

社会人特有の学習の困難点と工夫点

社会人受験生が直面する学習の困難点としては、疲れやストレス、時間の制約などが挙げられます。短時間でも質の高い学習を心がける、リラックスやリフレッシュの時間を確保する、家族や友人とのコミュニケーションを大切にするなど様々な工夫をしなければ乗り越えられません。

また、社会人としての経験や知識を活かし、実務と関連したテーマやケーススタディを中心に学習するとモチベーションの継続に役立つかもしれません。

試験当日へ向けての準備

仕事のスケジュール調整と上司や同僚との連携

試験当日を迎えるにあたり、多くの社会人受験生は仕事の調整を行っておく必要があります。

予備試験の場合は、短答・論文・口述の全てで土日を使って試験が開催されるため、土日に緊急出社することが無いように調整をしておけば、一般的なサラリーマンの場合は最悪同僚や上司に何も言わずに受験をすることができます。

シフト勤務の会社員の方は、上司や同僚の理解が必要になるかもしれません。短答式試験は日曜日の1日だけですが、論文試験と口述試験は土日の2日間に渡って試験が行われるので、土日の方が忙しいタイプの職種の方は、事前の調整が必要なことを頭に入れておきましょう。

いずれの職種の場合であっても、予備試験をクリアした後の司法試験では、試験が4日間に渡りますので、スケジュール調整が必要になってしまうかと思います。水曜・木曜に試験を行い、中1日空いて、土曜・日曜にも行います。その1週間は有給を取得して休むか、誰かに代理をお願いしておくか、シフトを交換するか、何かしらの調整が必要になります。

有給活用で最後の調整

試験当日のみではなく、試験日の前後に有給を取得して、十分な休息や最終的な復習を行う受験生も多いです。特に、試験前日は緊張や不安を感じることが多いため、心身ともにリラックスする時間を確保することが推奨されます。また、試験後は疲れを感じることが予想されるため、次の日も有給を取得して休むことを検討する受験生もいます。

予備試験合格後のキャリア

予備試験の合格は、キャリアにおける大きなターニングポイントとなります。まだ次年度の司法試験を控えている状態ではありますが、予備試験に受かった時点で既に転職市場での価値は上がります。20代後半くらいの年齢であれば、なおさら市場価値は高いです。

ほとんどはその後に司法試験を受験して弁護士になりたいと考えている方が多いとは思いますが、企業の法務部からも引く手があるでしょう。

法律の専門家としての視点やアプローチを持てるようになることも、大きな魅力となります。